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KANIは研ぎ澄まされた透明感を持つフィルターだ

 
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 右から獣が来た。つまらない通勤電車での風景である。つり革につかまり立っていた。左には大人しそうな若いOLである。そのOLの前の席が空いた。彼女がモジモジと座ろうとした、その刹那。右から文字通り獣のような俊敏さでシニア男性が席に食らいついてきた。
 あまりの呆気なさに驚くとともに、何か猛烈に腹が立ち、そのシニア野郎を睨み付けた。OLはバツが悪そうに俯いている。だが、当のシニアは、全く関係なく新聞を読み始めている。無意識の反射的行動のようだ。
 こういうのを、鈍感というのだろう。無意識なので悪い鈍感だ。
 これに対して、五木寛之先生なんかが提唱している鈍感力というのは、良い鈍感だ。では、悪いのと良いの差はどこにあるのかというと、意識してるかいないかだ。羞恥心や怖れ、不安、これらを知り尽くした上で、敢えて堂々と踏み込む。これが良い鈍感だ。いや、この場合は鈍感というか、逆に研ぎ澄まされた高揚感を持っているということではないか。
 ところで、フィルターの国内新規参入メーカーにKANIというブランドがある。中国製だが、従来の同国製品のイメージである安かろう悪かろうとは真逆のものだ。光学ガラスはドイツ製。高い研磨技術により平坦精度が保たれている。使ってみるとすぐにわかるが、色かぶりが少ない。グラデーション効果も精度が高い。もっとも、値段も高い。100mmが15,800円、150mmが24,800円である。日本で同製品を取り扱う社の社長自体が、決して安価なものではなく。心からカメラを愛する人にのみ買って欲しいと言っている。
 日本市場では、マルミやケンコートキナ-、といった有名どころが競合として居る。その中で、敢えて同じ本格派の高価格帯路線で乗り込んできた。良い意味での鈍感力いや研ぎ澄まされたパワーのある高揚感を持っている。
 まさに、KANIは研ぎ澄まされたパワーのあるフィルター、なのだ。
 しかし、新しくて真実を写すものが次々と出てくる昨今の用品だ。こちらも自分の真実を見極めるために、アルコールを入れるようにしよう。

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