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写真用品メーカーは2016年も信長的な破壊と前進のパワーで進んでいくのだ

  あけまして、おめでとうございます。と、気も早く書いてしまった。これから、呑む予定があるので素面の時に、いれてしまう。今週末は、帰省もあるので、これまた書けないので。

 しかし・・この欄でもたびたび書いてきたのだが、つくづく今後の世の中は、価値観の破壊の時代だと思う。例えば、写真プリントに関してもそうだ。普通に撮影してL判などでプリントする。そんなものは、減少していくというのはわかりきったことだ。これは、ある有力なカメラ店の社長が言っていたのだが、減少は間違いなく。あとは、微減か大幅減かのどちらかだ、と。

 t195x285_man_cat_thumb_smartphone_accessories_iPhone4_4S (190x285).jpgもちろん、プリントそのものがなくなることはない。プロや愛好家が撮影しプリントするような大判や高品質なプリントはそのまま残るだろう。記念的なプリントは、まだまだする人も多い。だが、簡単なスナップというのは、もはや違う形に移行していくのではないか。

 その移行のうち目立つのが、スマホなりの画像だろう。もはや、画像でやりとりして、スナップ程度ならプリントしないのである。スマホプリントということもあるだろうが、こちらは絶対的に枚数が少ない。

 だが、そんな時代だが、既存の価値を破壊するパターンのものというのは存在している。そう、プリントするというものの概念を破壊するものである。具体的に言うと、マグカップへのプリントや、あるいは画像でプリントした紙で封筒を創る、トイレットペーパーのカバーを創る、などだ。実は、原宿の京セラビルの地下一階に写真家の鈴木さや香さんのアトリエ兼店舗のアトリエピッコロという店舗があるのだが、ここなどは鈴木さんの作品がこういった形で商品化されており、新たな写真プリントの形へのヒントが感じられる店だと思う。

 価値観など破壊され、新たに生まれ変わっていく時代なのだ。

 ただ、写真用品メーカーに関しては、そのあたりは実に柔軟だ。やはり、気になるのはマンフロットである。知っての通りに同社はジッツオを抱える伝統的なメーカーである。が、その自ら打ち立てた価値観を常に破壊し続け、新しい方向を打ち出している。2015年にはアウトドアへの参入や、あるいは今まで手掛けてこなかったソフト関係の商材も手掛けている。さらに、これは少し前からスマホ用品への参入も素早く行っている。ここの自分を縛らない姿勢というのは、本当に感心させられている。もちろん、ここだけではない。既報のように、ベルボンは動画用にも乗り出すし、音楽業界への用品参入も考えている。ハクバはカー用品関係も狙っている。銀一は、以前からアウトドアには強いし、ケンコー・トキナーはトータル的に常に外にも目を向けている。それぞれが、価値に縛られずに常に破壊し、そのうえで前進しているのだ。

 ところで、この姿勢は明らかに織田信長的である。今年の新春時代劇は、信長燃ゆ、だが。

 まさに、写真用品メーカーは信長的な前進力で2016年も進む、のだ。

 しかし・・・本当に価値観の破壊だよなぁ。。ともかく、その覚悟がないと生きていけないと思う。こちらも、そろそろ破壊するために、呑む店も変えてしまおうかと考えることをするために、取り敢えず今からいつもの店に行く。

2015年は三脚のベルボンの強さを改めて見せつけられた気がする

  さて、このブログも年内では最後の記事となる。もっとも、年という暦をまたぐだけであって、期間的にはいつもと変わらないペースになるのだから、何とも言いようがないが。。

 sherpa445ii_1600 (320x320).jpgまぁ、いずれにしても、今年もこんな駄文を読んでもらった方々には深く感謝いたします。来年もよければよろしくお願いいたします。

 ということで、一応年内最後の掲載にあたって、つくづく人間にとっての本当の強さとは何かということを考えている。本当に強いのは、どんな人間かという事だ。

 少し前に、哲学者の中島義道が書いた「東大助手物語」というのを読んだ。一見すると小説のようだが、さにあらず。中島氏が助手時代に遭遇したものすごいパワハラを書いている。学者の世界も、普通の企業並みにいろいろとあるんだ、と思わせる内容であった。が、なによりも注目したのは、哲学者の強さみたいなものであった。普通、パワハラに遭うと、人は落ち込んだりする。だが、彼の場合は何か、それをする教授やら、あるいはその状況というのものをじっくりと観察しているのである。観察と言えば、自分自身の心理状況も自分でしている。なので、一般的にサラリーマンがなるように、鬱的症状にはなったりしない。

 つまり、強いのである。


 そもそも、対象に対して反撃するというのは、一面、その相手に何らかの恐怖を感じているからである。多分、それがない人間は極めて冷静に対処するだけなのだろう。哲学者というものは強いものだと改めて感じた。ただし、この作品でも書いているように、中島氏は後々にものすごい反撃にでるのだが、その際の相手の哲学教授の対応は、極めて感情的であった。つまり、哲学者云々ではなく、人によるものなのかもしれないが。。

 強さの研究というのは、なかなかに興味が尽きない。

 そういう点では、写真用品業界にとっても、今年は専業メーカーの強さと言うのを見せつけられた年であったと言えよう。というのも、諸般の事情により、今年は大手の総合用品メーカーは今一つの状況の中で、専業のマルミ光機やベルボンといったところは国内の実績を軒並み伸ばしている。特に、ベルボンに関しては、高いカーボンが今一つと見るや、きっちりとアルミのシェルパ―シリーズを提案。同社の技術が発揮された同製品は価格面の良さもあって、売り上げをあげたのである。また、このように商品的に健闘するかたわら、将来を睨んで、プロ用機材のミラーの取り扱いを開始している。さらに、来年にはミャンマーでの新工場設立や、音楽業界への進出なども考えているようだ。勢いがあるのだ。

 まさに、2015年は専業メーカーであるベルボンの強さを見せつけられた一年であった、のだ。

 しかし・・本当に強いなぁ。ベルボンは。やはり、業界一の伊達男、又サンがいる会社だけある。一度、このブログを読んでいただいている方々でオフ会でもやりたいと思うのだが、サブタイトルは『又さんの雄姿を讃える会』にしようかと思っている。

マルミ光機のクロスフィルターは革新の光を導くのだ

  業界紙のほうでも書いたのだが、馬鹿よアナタは、というお笑いコンピに少しはまっている。彼らのお笑いの特徴は、一言でいうと不条理ギャグである。通常のやり取りのように、会話が進行しない。いきなり、とんでもないことを言いだすのである。

 まるみくろす (300x300).jpgまぁ、もともと異質なもの同士の組み合わせが、ユーモアを生むと言われているが、そういう点では王道を行っているのかもしれないが。。だが、面白さの根本は、法則破りなのだろう。王道を破るというか。そこに、妙な強さや超然とさを感じるのである。

 だいたい、世の中の法則などというのは、なんなのだろう。明確な法律ならともかく、ある種の社会的な慣習などは、たまたま以前にうまくいったというだけだから続いているのだ。あまり後生大事にする必要などないはずだ。

 もっとも、法則破りは恐いものだ。誰しも、安定した場所から出たくない。例え、ブツブツ言ってもだ。まぁ、そういうので良ければ、それはそれでいいのだが、嫌なら一度は破ってみてもいい。意外な爽快感があるはずである。

 幕末の革命児の高杉晋作というのは、ともかくその法則を意図的に破った人間だったと思う。同時代の革命児では坂本龍馬というのがいるが、坂本の場合はもともと商人郷士の家系だ。最初から、縛りもきつくない。毛利家名門の高杉家に生まれた晋作とは背負っていたものが違う。晋作は、その背負っている荷物が多い中でも、敢えて法則を破ってみた。

 その最たるものが、当時の将軍である徳川家茂公の行列にかけた『よっ、征夷大将軍!」という掛け声である。黙ってればいいものを、敢えてお目見え以下どころか陪臣の身で、直接将軍家にしかも揶揄するような言葉をかけたのである。さらに、彼は、従来の軍隊組織の法則を破り、奇兵隊という庶民が中心の軍隊を創設した。彼の辞世の句は「面白きことも無き世を面白く」だが、それを地で行っていた。

 また、同時代人の福澤諭吉の場合は、法則破りの怖さを実験精神で克服したタイプであった。よく皆が拝む稲荷神社の祠を探り、ご神体と称しているのが、ただの石であったと見極めるや、その石を捨てて、代わりにその辺の石を入れておいた。後日、自分の拾っていた石を拝む大人たちを観察していたという。さらに、殿様の名を書いた紙を踏んづけそうになって、兄からひどく叱られ「罰が当たるぞ」と脅かされたのを不服として、自分で殿様の名を書いた紙を踏みつけ、あまつさえトイレの紙にも使ってみたのだが、全くバチがあたらなかった。このような実験精神で、あらかじめ免疫をつけていたため、彼は新しい発想のことを始めるのに躊躇がなかった。その結果、学問のススメ、などの世の中の価値観を一変させるような本を送りだせたのである。

 ところで、写真用品である。マルミ光機からクロスフィルターの新製品が発売された。イルミネーションの季節を撮るのに効力を発揮し、売れているという。ちなみに、このマルミ光機というのは老舗の専業メーカーながら実にフロンティアスピリッツに富んでいる企業で、今年は動画のショーであるインタービーにも出展した。フィルターでも、最初に大々的にカラー枠を発売したのは同社であり、これがカメラ女子を中心に売れた。日食用のフィルターなども時流に合わせて展開している。

 まさに、マルミ光機のクロスフィルターは世の中の法則に革新という光を導く、のだ。

 しかし・・本当にそうだよなぁ。。世の中の法則なとどいうのは、自分が従うという選択をしているだけであって、実は関係ないんだと思う。今は写真業界という魅力ある業界に安住してしまったが、こちらも別の業界に行くことも可能なのだ。と、鼻息荒くしながら、いつもの安酒場で泥酔してしまった。。

サイトロンジャパンのzカメラE1は流れに乗ったカメラ事業の製品だ

  じたばたしても始まらない、などとよく言われる。個人的にも、すぐにジタバタする小心者なので、昔からこのセリフは良く聞かされたものだ。

 だが、オヤジの年齢になって思うのは、この言葉には真実があるということだ。機は熟すというか、その人間にとってやるべきことは、遅かれ早かれ出てくるものではないだろうか。つまり、勢いのあるときが来れば、自然と動くべき時は動くことになる。逆に、その流れを人為的にしても仕方ないのだ。

 さいとろん (320x240).jpgもっといえば、流れが来たら人間は本能的にわかるのだから、逡巡することなく、それに乗るべきだろう。

 ただし難しいのが、それが人為的に作った流れなのか、それとも本当の流れなのか、見極めることである。そのポイントは、意外と簡単だ。自分の頭で考えているか考えていないかだ。

 頭で理詰めで考えた流れというのは、結構人為的なものだ。これは、論理的に情勢を見極めたようなものであり、本当の流れとは言えない。だが、何も考えてない状態でも流されていくようなら、それは本当の流れである。

 この判断を誤った例としては、明智光秀の本能寺襲撃だろう。人一倍、知性的であった彼は、その鋭い頭脳から判断して織田信長の警護が手薄という状況から、戦略的に攻め方を練って、流れが味方していると勘違いして突き進んでしまったのだ。だが、そういうものではないのだ。

 その逆の例として、直後に動いた豊臣秀吉の行動がある。彼の場合は、予想だにしない明智の本能寺襲撃、さらに名軍師・黒田官兵衛の存在、などの要素が一気に押し寄せた。何も考えてなかったのにだ。結果、彼ら二人は暗と明にきっちりとわかれたのである。人間は、馬鹿になれというが、こういう時にこそ、使える言葉なのかもしれない。

 ところで写真用品である。この流れのようなものに一気に乗っているメーカーがある。サイトロンジャパンである。実は、ここのところカメラレンズなどを出していたのだが、さらに4K撮影ができるミラーレスのデジタルカメラzカメラE1である。かなり小型だ。ドローンなどにも取り付けるのに相性もいい。良い雰囲気である。同社では、このように定番のセレストロンやベレッタなどを扱う立場から、一歩踏み込んで、カメライメージング事業にも自然に進出したのである。

 まさに、サイトロンジャパンは流れの奔流に乗りzカメラE1発表しカメラ事業を確立する、のだ。

 しかし・・本当にそうだよなぁ。。常に熟せばおのずと大きな流れに乗れる。最近、近くの安酒場に行かなくなったが、それも自然の流れなのである。決して、隣の駅にさらに安い店を見つけたからではないのである

Kカンパニーが販売するシルバーレイククラブのバッグは矛盾を生き抜く魅力がある商品だ

  『常識なんてぶっ飛ばせ、仲間同士さ手を貸すぜ~』と歌っていた沖田浩之氏は自殺した。常識を吹っ飛ばすなら、非常識でも生きていればよかったのに、などと思う。結構、期待していた芸能人だっただけに残念である。

 残念といえば、漫画家の水木しげる氏も亡くなった。まぁ、こちらは90歳を越えていたからいいとしても、それにしたってさびしい。水木氏の漫画は有名なのだが、結構エッセイが面白かった。

 laughs_slc-bg04nv-hat.jpgその中で、繰り返し述べているのは、好きなことだけやりなさい、ということだ。これは、業界紙のコラム欄でも書いたことだが。。この部分は、結構、世間では言われていることなので目新しくはない。だが、水木氏が面白いのは、別のところで、『だが好きなことを努力しても収入には結びつかないかもしれないが』ときちんと言っていることだ。

 何か、騙されたような気分になるかもしれない。が、水木氏は言う。それでも、好きな事なら続けられるはずだ、と。これは深い。人は、だいたい成功するかしないかで道を選ぼうとする。が、タイムマシンでも持っていない限りは未来の事なんかわかりっこない。成功すればいいが、失敗したら目もあてられないだろう。その点、好きな事なら、たとえそれが日の目を見なくても後悔はない。好きなことをつづけたんだから覚悟もできるだろう、ということだ。

 つまりだ。好きなことをやれ・・ただし金にはならないかもしれない。これは、ある意味世間に教えをひろめるにあたって矛盾である。読者を突き放している。この矛盾の中を堂々と生きれたというのが、水木氏の強さだったのではないか。

 我々は、未来を知っているから水木氏が好きなことをやって成功している姿を知っている。だが、水木氏だって、若いころは、今自分のしていることが将来の成功に結び付くか、わからなかったはずだ。それでも、覚悟を持って好きなことを貫いたのだ。成功を求めているが、成功の確信がもてないのに努力する。これこそが、大いなる矛盾だろう。でも、それが強さなのかもしれない。」

 統一するなんて、生身の人間には無理だ。どうあろうと、固定概念に縛られずに矛盾を気にせずに、ともかく生き抜く、それしかないような気がする。

 ところで、写真用品である。Kカンパニーが取り扱うシルバーレイククラブという製品がある。もともと、釣り用の製品だったのをカメラ用にカスタマイズした製品である。釣りなので、濡れることもあるだろう。だが、考えてみればカメラは精密機器だ。防水加工がしてある水中カメラならまだしも、通常は水に弱い。この矛盾の中で存在しているのだ。が、その特徴ゆえに堅牢性もあり、また帆布素材であり何とも言えない渋みやデザインがある。

 まさに、Kカンパニーのシルバーレイククラブのバッグは矛盾を生き抜く強さを感じさせる、のだ。

 しかし・・・本当にそうだよなぁ。矛盾なんて、どうでもいいっていえばいいのだ。意外に、我々はつまらない自分勝手な戒律に縛られているだけかもしれない。