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マンフロットの新背面開けバッグは隙をつくシャープなバッグだ

 人や物事というのは本質的には変わらないんだろうなぁ、とつくづく思う。

 白状すると、若い頃は自己啓発本というのをよく読んだ。どうも、いろいろとコントロールしたいという欲求があったと思う。もちろん、読むだけではない。書かれていることは一応実践してみた。「毎日の生活を一つ一つ丁寧にしよう」と書かれてあった時には感激して、細かいこと。。靴を揃えるとか、書類や資料の整理をする、とか。来た郵便物はひとつひとつハサミで封をあけて、一定の場所に確保しておくとか、である。

 uuid-1800px-inriverimage_395074 (1).jpgこれはいい、自分も真っ当な人間になれると思った。実践した。が、数日後には整理用に準備していた箱には、どうでもいい小説が詰められ、資料も取り敢えずの感じでゴチャゴチャと置く場所になった。後に、箱を逆さにして資料を全て捨てた。常に毅然としていようと思ったときは、姿勢が固まり、どっと疲れた。○○哲学に沿った生き方をしようと思ったときは、その哲学の要旨を思い出すのに一苦労してしまい、生活がストレスだらけになった。常にポジティブでいようという姿勢に関しては、無理やりそうしていたら恐ろしいほどの疲労が襲いかかり、酒量が増えた。ちなみに、自己啓発本とは関係ないが、この酒に関しても、人と呑むのは程よい加減が・・などというのを聞いていたら、面倒になってひとりで大衆酒場に行って大酒する癖がついた。

 人は本質的には変われないということではないか。ただし、自分でも良いと思う習慣で続いていることはないことはない。だが、考えてみれば。それは自己啓発云々ではなくて、前々から自分でしていたことだ。

 だったら、もう自然体がいいという結論に達した。良いところは続くのだし、良くないところを直そうとしても所詮長続きしないのだ。今でもたまに自己啓発本的なビジネス小説みたいなものは読むときはあるが、ほとんど趣味でである。

 そういう意味では、写真用品メーカーには予想外の顔を見せるところがある。もっとも、もともと持っていた性質の一つであったかもしれないが。。

 5月30日にマンフロットが背面開け方式のバックパックを発売する。担当者に話を聞いたところ、これまでマンフロットのバックパックには背面開けタイプがなかったようだ。だが、ライバルのロープロにはあった。そこで、ついに発売したのだが、まともにロープロと戦う愚を避けた。ミドルクラスのものを出したのである。さらに、この時期にしたのは、地震の影響でカメラが減産されるなかで、そこそこ価格があり売れそうな用品としてバッグに注目する販売店の流れに乗るためだ。

 この話を聞いた時に、名門マンフロットながら随分と、隙を付くような戦法をとると少し驚いた。だが、考えてみれば、こういう鋭く柔軟な部分もマンフロットの顔だったのかもしれない。こちらが、そんな顔を見ていなかっただけで。

 まさに、マンフロットの背面開け新バッグはマーケットの隙をついたシャープなバッグ、なのだ。

 しかし・・本当にそうだよなぁ。自分の根本は変わらないのだ。もともと、安酒場に通っていた人間は安酒場に戻るのだ。それを確信するために、今日も行こう!

トーリ・ハンの防湿庫は広い客層とルートをコントロールしているのだ

人間というのは、それほど賢くない。いや、俺は私は賢いんだと思っている人もいるかもしれないが、50歩100歩だ。だいたい、あれこれ手を広げてすべて一人でやろうなんていうのは無理だ。どこかで何かに特化して突破口を見出すのが筋であろう。

 t-33.jpgで、何かに特化すると意外に広い範囲に応用が利くものだ。一芸に秀でるのは諸芸に通じる、ということもあるのだ。かの宮本武蔵にしたって、剣客からスタートしたのだが。剣の道を究めると、その呼吸のコツなどが応用できるのだろう。画のほうで名を成したのは周知のとおりである。

 はるか昔。受験生のころに教師に言われたことがある。英語で合格点を取りたければ、あれこれ手を出さずに、まずは英作文を完璧にしろ、と。英作文を徹底的にやり、文例も数多く暗記しておけば、自ずと英語文法の例文パターンも頭に入り、思考ができあがる。ついでに、当然ながら読解もできるようになるし、本家の英作文はもちろん完璧だ、というわけだ。このことを教えてくれたのは、自分も受験で苦労した国語の教師だったのだが、本家の英語教師からは散々馬鹿にされた。そんなのは邪道的なアプローチだ、と。だが、事実は小説よりも奇なりだ。こちらのような凡才はともかく。これをまともに実践した友人の一人は、ハイレベルな学校に複数合格したのだ。

 何かに特化して、そこから広げていく。これは、ある意味、成功をするコツなのかもしれない。

 ところで写真用品である。トーリ・ハンという防湿庫の専業メーカーがある。ベルボンが三脚専業であるのと同様に、防湿庫一筋である。ここの実績は悪くない。見ていると、防湿庫という商材を活かして、そこからたくみに広げているのである。まず、本格的なアドアマが買う防湿庫というイメージを破り、薄型小型で価格も手頃なエコノミータイプも発売して、ミラーレスや高級コンパクトを使い始めたような層にも提案している。インテリア性もあるデザインなので、女性の初心者層が購入する流れに結びつけた。さらに、販売ルートも広げている。除湿ができるのだから、低加湿もできる。研究所や大学関係、図書館、楽器関係の所蔵など、法人向け需要にも浸透させているのだ。まさに、ひとつものに特化して、広くアピールしている。

まさに、 トーリ・ハンの防湿庫は幅広い客層やルートの湿度をコントロールしている、のだ。

 しかし・・本当にそうだよなぁ。何かができれば、その気になればすべてを応用させてカバーできる。たとえて言うなれば、ウィスキーは水割りでもハイボールでもいけるの如しだよな。

起業の曇りもスッキリさせるサンアイのクリーナー

  物事の法則のようなものを考えるのが好きである。もっとも、頭脳に恵まれていないせいか、足で稼いで情報を得て帰納法的にしか結論を出せない。本当は、演繹法的にカッコよく結論をだしたいのだが、こればかりは仕方ない。

 で、ライフワーク的に良く考えるのが、起業必勝パターンである。

 これまで、幾多の気力ある人間たちがベンチャースピリッツを持って起業を志し、結局は3年も持たずにダメになってしまうことか。では、逆に3年を乗り越えられた企業たちは、どんなコンセプトとで起業の第一歩を踏み出したのか。その出足の部分が非常に気になるのである。

 で、それら生き残っている起業組の社の関係者らに取材したところ、ひとつの共通点があることがわかった。それは、もちろん好きなことを生業にしているが、スタートは必ずしも、それに固執していないということだ。

  ccs-001 (320x240).jpg写真業界の例であげると。まずは、カメラホルスターでデビューしたパラゴンジャパンである。ここの社長は、カメラ用品が大好きだったかというと、そこまでではなかったようだ。本当にやりたかったのは空撮の事業のようである。だが、それを構築するのは容易ではない。そこで、取り敢えずはルートもあり、かつ撮影事業にも関係するカメラアクセサリーのうちユニークな海外製品の輸入販売からスタートさせた。その後に、同様の方針で成功。いまや、もともとやりたかった空撮事業も手がけ結果を出している。

 さらに、山田写真用品の山田社長だ。台紙が売れているように、もともとは台紙を売りたかった。だが、取り敢えず選んだのが、大手写真用品メーカーでキャリアを積んだ営業マンとしての技量が活きる仕事。ブラックラピッドの速写ストラップの営業としての仕事だ。で、人気ストラップを扱いつつ昔からの馴染みの営業ルートを含めて少しずつやりたかった台紙製品も開発し売り込みを重ねていった。いまや、同社の台紙は立派な柱になっており、それは当初のもくろみ通りだ。

 これらは会社の起業組だが、個人事業主に関しても言える。知人のデザイナーは今は、大手メーカーのパンフレット作製に携わっていたが、取り敢えずは需要の多い雑誌のレイアウトで食っていった。そこから、自分の力を蓄えた。そのセンスなり努力が、その雑誌のスポンサーだった大手メーカー担当者の目に留まり、好きな分野の仕事も入るようになった、という。

 これらから言えることは何か。それは、ともかく好きなことで起業するのは当たり前だ。そうではないと、逆境の際にはやってられなくなる。だが、その理想だけではビジネスにならない。とりあえず、ちょっとやったほうがいいと思うことを、取り敢えずやってみる。それで稼いだのちに、少しずつ好きなことにチャレンジしていく。そのパターンである。もっとも、取り敢えずやることは嫌いなものだと無理だ。好きなこととそれほど多くは乖離の無いものを選ぶことだ。

 つまり、当たらずと言えども遠からずのもので、取り敢えずは起業してみるのがいいのではないか。そこから、広げて最終的には好きなものを手がける。それが良さそうだ。

 で、そんな姿勢で成功しつつある典型的な業界の企業が、3i(サンアイ)である。今や、クリーナー関係を柱にしつつも、それで稼いで。同社の社長がキャリアもありやりたかった高級ストラップなどのカメラアクセサリーに手を出し成功させている。真田紐ストラップなんてのは、時代を担っている。

 まさに、サンアイのクリーナーは起業必勝法も曇りなく踏襲した、のだ。

 かし・・本当にそうだよなぁ。取り敢えず、当たらずと言えども遠からずで起業だよな。よし、取り敢えず酒場での最初の一杯はノンアルコールビールからだよなぁ。  
 

プロ機材ドットコムのスマートタイプの小型ライトは好きな道を照らすライトだ

  この欄でも、しつこいくらいに書いている。が、敢えてもう一度書く。人は、ともかく好きなことをやるべきだ。

 好きなことが特にない、という人もいるかもしれない。それなら、ふとした思いつきでいいから自分の行きたい方向を見ればいい。だいたい、ふと思いついたことって案外正しかったりするのだ。

 prokizai_new (2).jpg一番よくないのが、儲かる道とか、時代に合った道、とかを考えることだ。これらは頭だけで考えたことであり、中途半端な論理思考から生まれた発想によるものだからだ。もちろん、好きなことではなく、儲かる道などを戦略的に考えろということを提唱する成功者も多い。だが、これは違うのである。そういう人は、儲かる道、時代を睨んだ道を歩むというのが、自分に合ったやり方なのだ。それが、その人間の好きな行き方ということになる。また、そういう人間は、事象を分析するのも好きである。だからこそ、的も外さない。それだけだ。

 要は、好きなことではなく利益を追求しろといっている人間も、好きな行き方を歩んでいるだけなのだ。

 これも再三書いたのだが、中途半端な理論で儲けの途などを追及したところで、当たる確率は少ない。はずれでもしたら、何のためにという虚しさがくるだけだろう。その点、好きなことであれば、どんなに当たらなくても辛抱して耐えられるし、時間を忘れて取り組んだり、常に工夫を加えて研鑽できるはずだ。

 と、そんな姿勢で続けていけば、大概のものはそこそこモノになり、ある程度の儲けだって生まれてくる。好きな道は強いのだ。もっとも、コツはある。それは、好きなことを貫いていいのだが、その途上で、自分の道以外の方面からの依頼が来ても断らずに受けることだ。そのあたりは柔軟にすることで、好きなことを貫きながらも需要があることもこなして食っていける。

 あるミュージシャンは、好きなブルース調の曲に特化していた。それはいい。が、やはりなかなか芽が出なかった。すると、知人のプロデューサーが実はロック系の歌が向いていると判断し、そういう曲作りを依頼してきた。ミュージシャンは最初は断ろうと思ったが、ふと作ってみた。結果、メジャーデビューを達成した。さらに、ファンらが発掘した初期のころのブルース調の曲も売れ出した、という話である。そのミュージシャンのしたことは何だったのか。実は何もしていないのだ。好きな道に進んだ、それをしている間にオファーがきたので、なんとなくそっちにも乗ってみた。すると、いつの間にか、好きな道もプラスの方向に進んだということだ。

 何度でも書く。人は好きなことをしていくべきだ。ただし、常にニュートラルな心構えで成り行きに任せつつだ。これこそ、ストレスを溜めずに行くコツなのだ。

 ところで、写真用品である。プロ機材ドットコムという用品企業がある。ここは実績をあげているのだが、正直、ちょっと独特な指針を貫いている。使える用品を、極力安く、若手カメラマンなどに提供しているのだ。そのためにファンも多いが、当然ながら文句をいう関係者もいる。だが、プロ機材ドットコムにとっては、役に立つ商材を手に入りやすい価格帯で客に提案するというのが、自身の歩んでいる好きな道なのである。一本筋が通っているのだ。同社の直近の製品といえば、スリムタイプの小型LEDライトだが、この商材だって最新型の粒のないLEDを極力安く提案している。最先端のライトを求めやすい価格でということになる。

 まさに、プロ機材ドットコムのスマートタイプの小型ライトは同社の好きな行き方を照らしている、のだ。

 しかし・・本当にそうだよなぁ。。何でも好きな道一筋だ。これまで、ハイボールなどに浮気していたが、これからは、好きな芋焼酎に絞るぞ。あっ、もちろんお店からハイボールを勧められたら逃さず呑むが。。これでいいのだ。